みなさま
東京・世田谷美術館の塚田美紀と申します。
いつも有益な情報をありがとうございます。
コロナ禍で、どこの文化芸術施設も大揺れに揺れていると思います。
当館ではこの「何もできない」状況で来し方行く末を見つめるべく、
「作品のない展示室」という企画を開催中です(入場無料、8/27まで)。
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00203
また美術館としてはやや珍しいことに、当館は1986年の開館以来30数年にわたり、
さまざまなジャンルの芸術(美術、音楽、演劇、ダンス)の実験の場としても機能してきました。
そうした活動が可能であり続けているのも、「余白」の多いユニークな建築あってのことですが、
一般的にはなかなか見えにくい、理解されにくい部分でもあります。
そのようなわけで、「作品のない展示室」の最終パートでは、
「特集 建築と自然とパフォーマンス」と題して、これまで行われてきた400本近い
パフォーマンスから約40本を選び、写真、映像、チラシなどのアーカイヴ資料をとおしてご紹介しています。
下記パンフレットPDFの最終ページ、出品リストをご覧ください。
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/images/sp_upld00441.pdf
展覧会とは異なり、こうしたパフォーマンスの記録をきちんと残すことにはなかなか手が回らず、
残したとしても、整理して紹介する機会はこれまで得られませんでした。
コロナをきっかけに立ち止まることで、実現した試みです。
東京のコロナ感染者数は増え続けていますが、もし可能でしたら、ぜひお運びください。
塚田 美紀 Miki TSUKADA
世田谷美術館 Curator, Setagaya Art Museum
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
Tel:+81-3-3415-6011/Fax:+81-3-3415-6413
1-2 Kinuta-koen, Setagaya, Tokyo 157-0075
〒157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2